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きつい?楽しい?
MRの研修制度まるわかりガイド

きつい?楽しい?MRの研修制度まるわかりガイド

MR(=medical representative 医療情報担当者。
薬についての知識や情報を医師や薬剤師に提供する製薬メーカーの営業担当者)
の研修制度は、 4月から行われる導入研修から始まり、OJT、直前対策研修とMR認定試験まで約9ヶ月間続きます。

宿泊型で行われる導入研修の期間はおよそ半年間近く行われ、 他の業種に比べると長期に渡るため「大変そうだ」「どれくらいきついんだろう」と心配する声が多いのも事実。

しかし半年間近く続くホテル缶詰での研修を終えても、 その後のOJT、直前対策研修とMR認定試験までまだまだ勉強は続きます。

試験対策以外にも、新しく覚えなくてはいけない業務に明け暮れる社会人1年目。 MR研修はきつい?楽しい?MR研修はどのようなものなのか、12月の
MR認定試験合格までの道のりを紹介します。

1. 【導入研修】「基礎教育」と「実務教育」で知識を吸収

MRを目指して入社する方たちの心配は何でしょうか。 長期に渡るホテル暮らし、医薬系の知識、勉強についていけるか、研修中どのようなことをするのか。 MR研修の詳細について順を追って説明していきます。

文系出身でも大丈夫!研修でしっかり知識を身につける

MR入社をした人の中には、薬学部出身の人もいれば理系学部以外、文系学部出身の人、また異業種から転職してきた人もいます。 医療・製薬系の知識がない人はMR認定試験合格は難関だと感じているかもしれませんが、必ずしもそんなことはありません。

MR認定試験の平均合格率はおよそ80%、大手製薬企業やCSOでは90%を超えています。

過度に心配する必要はなく、他の職種と同様に入社後に行われる研修で真剣に取り組んで、 試験に必要な知識をしっかり身につければ決して突破できないものではありません。

確かに他の業種と比べると研修期間は長いですが、辛いことばかりではなさそうです。 この研修期間中は
「同期と一緒に勉強をすることで最後まであきらめずにモチベーションを維持できるメリットがあった」 という声が多くあります。苦手な分野は教え合ったり、切磋琢磨し合ったりしながら学習に打ち込める環境です。

またMRに求められるスキルは医薬品の知識だけではありませんので、薬学系以外の出身だからと苦手意識を持つ必要はありません。
研修期間中にみっちり勉強をして、MRとして必要な知識とスキル・マナーの獲得はもちろん、 12月に行われるMR認定試験合格を目指して頑張りましょう。

導入研修は「基礎教育」と「実務教育」

入社したら、会社オリエンテーションなどを経て「導入研修」が始まります。

導入研修は「基礎教育」と「実務教育」からなり、
「基礎教育」ではテキストを元にしたMR認定試験合格のための座学が中心、
「実務教育」では自社製品についての知識やビジネスマナーなどを学びます。 これらは財団法人MR認定センターが定める要綱に沿ったカリキュラムで必要履修時間行われます。

導入研修の期間は会社によってまちまちですが、基礎教育・実務教育をそれぞれ2ヶ月間ずつほど、 合わせて3~5ヶ月ほどの期間をかけて行われます。 多くの企業がホテルや研修施設などで主に合宿形式の研修を行い、 同期全員で座学やグループワークを通じて勉強することになります。 部屋割りは個室を与えられたり、4人部屋だったりと企業によって違います。

講義時間は午前9時から午後20時くらいまでの企業が多く、 導入研修と並行してビジネスマナー講習が行われることもあります。

講義終了後は自習時間に充てられますが、たいていの研修では翌日に前日講義をした内容でテストがあるため、 毎晩遅くまで勉強する方が多いようです。

このような生活が導入研修期間中続きます。これがMR研修がキツイと言われる所以かもしれません。

「基礎教育」で学ぶ科目は3科目

12月に行われるMR認定試験では『医薬品情報』『疾病と治療』『医薬概論』の3科目(医師・歯科医師・薬剤師資格者は2科目免除、 『医薬概論』のみ受験)の試験があります。 科目ごとに合否判定がされ、3科目全て合格する必要があります。

導入教育の「基礎教育」では、MR認定試験合格に向けたこの3科目を、テキストによる認定試験対策指導を中心に行われます。 これは試験対策だけの知識ではなく、MRとして必要な基礎知識の修得も目的としています。

『医薬品情報』 MR業務全般の理解、医薬情報を支える薬学的知識について
(MR教育研修要綱細則で定められた研修時間:標準70時間)
『疾病と治療』 重要な7つの疾患を中心とした薬物療法について
(同:標準150時間)
『医薬概論』 倫理観や関連する法規や制度などについて
(同:標準80時間)

企業によって、指導を自社で行うこともありますが、 多くは委託されたMR研修に特化した外部業者から講師が派遣されてくることが多いようです。

「基礎教育」を受けるにあたって留意したいこと

連日続く朝から深夜まで続く勉強に音を上げそうになってしまったら、迷わず同期や先輩・研修担当者へ相談することです。
テキストの学習はMR認定試験のためだけのものではありません。 受験勉強だとは思わずに、今後MRとして仕事をしていくために必要な知識、 そのための研修と思えば取り組む意識が変わってくるかもしれません。

また、同期同士で同じような悩みを抱えている人も多いでしょう。 そして研修担当者もMR研修の大変さはよくわかっていて、フォローやサポートをしてくれます。 臆することなく、心配事や不安を相談や激励をし合って一緒に頑張っていきましょう。

長期間に渡る研修ですが、やらないといけないことや身につけないといけない知識やスキルは非常に多くあります。 講義でわからないところがあったらすぐに研修担当者へ質問をして問題解決をしましょう。 時間を無駄にせず、有効に使うことが重要です。

「実務教育」では医薬品についての知識を学ぶ

基礎教育を終えたら、続いて自社製品についての知識やビジネスマナーなどを学ぶ「実務教育」が始まります。
実務教育の柱は
「製品知識」「技能」「実地」の3つで期間は2ヶ月ほどです。
配属が決まる直前の重要な訓練期間となります。 もちろん、この間もMR認定試験の受験対策勉強は継続して行います。

実務教育で受講する内容は以下になります。

「製品知識」 MRの多くは自社製品の営業が仕事です。そのため、自社製品について広く深く学ぶ必要があります。
自社製品の製品特徴を正確に知ることを目的とし、製品知識や関連する対象疾患、競合他社の製品について講義で学んでいきます。 同時にアピール材料や方法も学んでいきます。これはプレゼンテーションスキル研修につながります。 製品知識を学ぶ研修は座学とグループワークを中心として学んでいきます。

基礎教育で医療系の基礎知識が入っているはずですので、製品知識は比較的スムーズに学ぶことができます。
「技能」 これまでの研修で学んできたことを伝えるアウトプット訓練を行います。
社員に向けて製品ロールプレイ、製品特徴を説明するプレゼンテーションなど、 自分の言葉で伝えるために体感的に知識やコミュニケーションスキルを習得していきます。 みんなの前でスピーチをして人前に慣れる訓練や、ロールプレイングで面談スキルをつけるものなど、 企業ごとにさまざまな方式で研修が行われています。 外部からプレゼンテーション研修の講師を招いて行うこともあるようです。

MRとして重要な医療関係者へ自社製品が採用されるためのプレゼンスキルを身につける研修となります。
「実地」 基礎教育・製品知識・技能で習得した知識やスキルをもとに、先輩MRへ同行して実際の医療現場に立ちます。
MRがどのように医療関係者へ情報提供を行うのか、実際のMR活動を体験して自身の課題を見出し、研修での取り組みに活用します。 実際の業務を通してMRに必要な知識や技能、マナーや倫理を身につけていく段階です。

この実地研修は多くが1~2日で行っているようです。

これらの履修時間は製品知識は企業が必要とする時間、技能・実地で150時間以上と定められています。

2. 【OJT】先輩とともに実際の現場に立ってみよう

入社から約4~5ヶ月経つと導入研修が終わり、いよいよ配属先が決まります。 これまで学んできたことを実際の医療現場で実践する場面がいよいよやってきました。

とはいえ12月にMR認定試験が控えています。こちらの対策勉強もしっかりと行わなくてはいけません。

いよいよMR業務がスタート

多くの製薬メーカーでは8月~9月頃に新入社員の配属先が決定します。
業務としては、先輩MRに同行して医療機関の訪問を行います。まずは仕事の基礎を覚える期間です。

初めての業務は不安がいっぱいだと思いますが、先輩社員に同行して仕事を覚える期間は大体2ヶ月ほどあります。 親身に相談できる育成担当係がついてくれますので、安心してじっくり仕事を覚えて行きましょう。 その後、自身の担当を持ってMRとして本格的な業務が始まっていきます。

OJT期間、課題は仕事と勉強の両立

導入研修で一緒に勉強をしてきた同期たちは全国の営業所へ配属され、 ここからはMR認定試験の受験勉強は個々で継続して行うことになります。 それに加え、配属先の仕事も覚えていかなくてはいけません。 慣れない土地へ配属されて生活が落ち着くまでも時間がかかるかもしれません。 そのため、この時期の課題は仕事と勉強の両立といえるでしょう。

先輩方からフォローをしていただけるケースが多いようですが、仕事の合間や訪問先での待ち時間を有効活用したりして ちょっとした空き時間でも
出来るだけテキストを開く習慣を身につけることが合格への確実な一歩です。 そしてまとまって時間の取れる土日には集中して勉強に取り組むなど、工夫してMR認定試験合格を目指しましょう。

また多くの企業・製薬メーカーではネットを使用した学習プログラム(eラーニング)や模擬試験、教育係のサポートなど 充実したフォロー体制が整っています。 そして身近な配属先の先輩方はMR認定試験の経験者です。勉強の相談に乗ってもらったりアドバイスを仰ぐのもよいでしょう。

3. 【試験対策】いよいよMR認定試験直前!

MR業務を始めたばかりですが、MR認定試験はいよいよこれから。 4月から頑張って勉強してきた最後の試験勉強の追い込みです。

直前研修で最後の追い込み

配属先が決まって、業務に追われながらの試験対策勉強は大変なもの。 この時期まで勉強する時間を充分にとれた方は少ないのではないでしょうか。

そのため、ほとんどの企業では12月に行われる本試験前の10~11月頃に
MR認定試験直前研修を行っています。これはMR認定試験に合格するための研修です。

導入研修と同じように、多くの企業がホテルなどで合宿形式の研修を1週間前後行います。 研修内容としては、4~5月に行った導入研修の総復習や重要ポイントの講義、模擬テスト・模擬試験 というケースが多いです。

各営業所へ配属されて離れ離れになっていた同期と再会し、 ともに勉強をすることはとても刺激になり勉強意欲が向上するはずです。

まとまった時間試験勉強に打ち込める最後の機会ですので、これまで勉強したこと、心配なことを総ざらいしましょう。

試験間近の勉強方法

12月はついにMR認定試験が行われます。


試験を控えて残された時間にやるべきことを整理してから、計画的に最後の追い込みに入るとよいでしょう。 直前のこの時期は、とにかく苦手分野の克服に努めることが重要です。 模擬試験や過去問題を解き、間違えている問題をテキストへ戻って徹底的に復習してください。

そして基本的なことですが、体調管理は怠らないようにしましょう。 4月から積み重ねて来た努力が実を結ぶよう最後まで粘り強く頑張りましょう。

12月に行われる試験の合否結果が出るのは2月になってから。 MR認定試験はきちんと勉強すれば合格できる試験です。

直前研修で同期とともに集中的に勉強をして、自信をもって試験に臨みましょう。

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