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研修ネットコラム

著:日本能率協会 KAIKAプロジェクト室 山崎賢司

次世代組織をつくるKAIKAモデル

 変化、進化を起こしていくための経営の考え方である「KAIKA」は、新しく多様な価値観、働き方、組織形態を経営のなかに取り入れていく経営思想です。
 その思想により新技術や新ビジネスモデル、新ネットワークを構築し、「関わる価値」と市場を生み出し、循環状態を起こしていくことがこの経営の目指す方向性です。
 これをモデルとしてあらわしたのが下図です。


 このモデルは、個人の成長、組織の活性化、組織の広がり(社会性)を同時に高める運動状態を表現したものです。 現在の組織状態を知る手掛かりとして、外から2番目の枠内にある各要素を使うことができます。本来的にはいずれの要素も関連しあっていて不可分なものですが、 現状を判断する手掛かりとして分類しました。
 目指したい方向性は、個人のダイナミズム(成長サイクル)組織のダイナミズム(活性化サイクル)組織の広がり(社会性)の3要素をバランスよく向上していくことです。 組織ごとにバランスの強弱はむろんあり得るもので、それが組織の特徴にもなると言えます。
 つながりが組織の内外に広がり「関わる価値」が生じ、そこに人の行き来、組織の活性化、ノウハウの蓄積と還流が起こっていくことが、KAIKA経営の根本的な考え方です。


新時代のビジネス環境で生き残るために個人を高める3つの要素

 個人のレベルで必要なことは、自分なりの成長の目標間を持ち、自律的に考え、行動すること、そして結果的に達成感や貢献を実感でき、自身の成長を認識していくことです。
 1つ目の「自分なりの目標感」は、目標とする人がいるかというのが1つの目安になります。特定のひとりではなく、複数の人の特徴の組み合わせということもあります。同じ軌跡をたどるためではなく、比較対象があることで自身の強みや弱みを客観的にみられるようになります。
 自身のキャリアをはじめから描ききることが望ましいわけではありません。状況や経験により仕事観や価値観が変わることもあるでしょう。むしろ、どれだけ柔軟に自分で方向性をコントロールできるかというのが大事になります。
 2つ目の「自律的に考え、行動すること」は、周囲から自身への期待を認識し、かつ周囲の状況も理解してようやくできるものです。マネジメントや仕事とは、期待をかける気持ちと、その期待に応えようとする気持ちが源泉にあるもので、信頼とコミュニケーションの蓄積過程そのものです。周囲を理解、認識する力をまず持つ必要があります。そして「関わる価値」が生まれる現場に身を置き、そこで行動し、やりがいを感じる場面ができると、自律性は必然的に身についてきます。上司や周囲が「任せる」「意見を許容する」「挑戦を促す」ことをすればするほど、自律性は後押しされます。
 3つ目の「成長実感」は、マイルストーンとなるタイミングの都度、振り返り成長度合いを確かめるなかで把握できるようになります。できなかったことができるようになった、スキル・腕が上がった、視野の広がりが生まれた、などを実感し、周囲(ひいては社会)への貢献が実感できることに注目します。
 業績への貢献だけで見てしまうと、結果としての数字だけ見られることになります。PDCAを回すうえでもちろん重要な指標ですが、関わる価値を見ることがしづらいものです。プロセスをつくる部分で感じられる成長実感。その機会をできるだけメンバーが経験することができるようにし、また経験を振り返る機会をつくる。それが個人のダイナミズムを高める一助となるのです。



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