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著:日本能率協会 KAIKAプロジェクト室 山崎賢司


「なぜボーカロイドは成功したのか」

 ボーカロイドという楽器があります。ヤマハ株式会社が開発した歌声合成技術およびその応用ソフトウェアです。 楽器単体で有名になったというより、「初音ミク」「がくっぽいど」などの“商品”を通じてヒットしました。 ただし「初音ミク」も「がくっぽいど」もヤマハの商品ではありません。ヤマハがソフトウェアをライセンスする形で、 それぞれクリプトン・フューチャー・メディア株式会社や株式会社インターネットから発売されている商品です。

ピアノやギターのような楽器がユーザーによって自由に演奏されるように、ボーカロイドもユーザー側が自由に「演奏」する形で使われました。 誰もが手軽に使える「楽器」であり、一般ユーザーが作曲してインターネット動画に投稿し、そのユーザーやファンが増えていくようになりました。 この「楽器」は当初からオープンさを志向していました。もちろん著作権は著作者にあり、対価が生じるものは支払うという基本はありますが、 基本ルールを守ったうえでできるだけ誰でも自由に見たり聞いたり使ったりしてもらうものとして最初からリリースされました。 オープンさは同時に広がりも併存しています。それぞれコミュニティをつくってネット上またはリアルでつながっていたファンが集結し、 あるとき「第00回世界ボーカロイド大会」と名付けたファン主催のイベントが開かれました。 大会は「実行委員会」を中心にファンが各自のスキルを持ち寄り盛り上がりをつくりました。「好きが高じて」つくられた質の高い展示物の数々や インターネット回線を通じて世界各拠点とつながる仕掛けなど、知恵が詰まったものです。

すべてを自社内でコントロールし、先行価値をとっていくビジネスモデルの作り方もあるでしょう。 ただし広がりに欠けたかもしれません。ユーザーに開放したことで思わぬ使い方が生まれ、それがまた新たなファンを呼び込む。 そうしたサイクルがつくられた「オープンさ」が注目されます。

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