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著:日本能率協会 KAIKAプロジェクト室 山崎賢司


意識したい「緩やかなつながり」

社会学で「ウィーク・タイズ(Weak Ties/弱い結びつき)」という言葉があります。アメリカの社会学者、グラノベッターが提唱した、いつもはあまり付き合いのない知人との関係は一見弱い結びつきであるが、日頃は得られない情報を運んでくれることで、強い力を発揮するということを調べた研究です。「弱い紐帯」とも訳されています。

企業における新規事業、新規プロジェクトを起こしていく際に、その事業は必ずしも事業計画書を書くところから始まるわけではありません。事業計画書を書く前に持ち寄るアイデアが必要であり、事業を現実化するための実行可能性が重要になります。そのアイデアや実行可能性は、プライベートの活動から得たヒントや、社外で出会った人とのつながりにより高まることもきっとあるはずです。

個人事業主なら確かにつながりが重要ですが、組織にとって、業務ではない社外とのつながりがそれほど大きな役割を持っているのか、という疑問がわく方もいるかもしれません。確かに、業務プロセスができあがっており、それに沿って遂行していく場合には、プロセスの確実性とPDCAが重要であり、それ以外への広がりはあまり必要にはなりません。しかし、これまでとは異なる商品・サービスや、事業形態、ビジネスモデルの創造を考える際には、既存事業領域だけを見ていては発想が限定されてしまいます。ヒントは顧客の側に、社会の中にあるかもしれません。自前主義に固執せず、「つながりで解決していく」発想に立つことが、可能性を広げます。



東京大学社会学研究所の玄田有史教授は、「家族での職場の上司や同僚でもない人々は、自分と違う世界に生活し、その分自分と異なった価値観や経験を積んできている場合も多い。このような血縁や職縁を超えたいわば『第三の関係』を融資、そこから日常的には得られない貴重案情報を獲得できる」と述べています(『希望のつくり方』岩波新書)。社内外の「ウィーク・タイズ」のなかから今必要なつながりを見極め、「つなぎかえ」たり「つなぎ直し」たり「新たな関係をつく」ったりすることが、新たな事業展開を呼び込んでいくのです。

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